WeChat

先日ですね、結構驚いたというか、なんだそれはと衝撃を覚えたことがあったので、北京までの新幹線も結構あるのでちょっと長くなると思いますが書かせてもらいます。
世の中変わったのか、それとも昔からそういう楽しい事は起こってたんだけど、僕が混ぜてもらってなかったのか。

下手の横好きで続けているサッカーで、今年から社会人チームのキャプテンやらせてもらってます。
草サッカーのキャプテンって一番大変なのはメンバー決めです。メンバーの体力とか相手の強いところとか、年長者への気遣いとか色々考えるんです。特にハーフタイムでの交代ではかなり色々考えて大変なんです。
そんなですね、僕的には一番キャプテンっぽく頑張ってる時にですね、うちのイケメンエースストライカー(25)が突然言ったんです。

「斉藤さん、おれ、恋しました。」

えええ、お前は何をいってんのやと。それハーフタイムに本当に言わんといかんことかと。忙しいからだまっとけ、いや面白そうだからもっと詳しく聞かせろ、となるわけです。

でも、こんな事はこの後の衝撃の序章にすぎなかったわけです。

サッカー終わりの居酒屋での質問会になったわけです。
どうやらうちのイケメンエースストライカー(25)(長いから今後イケメン(25))は上海の某高級百貨店のイタリア系の高級ブランドショップで働くお姉さんには一目惚れしたらしいんです。
こんな事はよくある事ですよ。奇麗ですもんね、ああいう所で働いているお姉さん。高嶺の花です。
でも、イケメンはここからが違います。

一目惚れが10日ぐらい前の出来事、でももう既に何度もデートしたと言ってるわけです。
じゃあ、どうやって知り合いになったのかと聞いたわけです。全く接点がないはずの2人です。
知り合いになるために買い物するにはかなりお高い。
仕事終わりの時間ぐらいを狙って待ち伏せでもするのかなと、色々考えたわけです。
待ち伏せなんかして冷たくされた日には惨めな気持ちで一人家に帰ることになること請け合いです。
どちらにせよ、時間とかお金とか気持ちとか色々大変なわけです。

イケメン(25)が言うにはここでWeChatというアプリが登場するわけです。
知らない方もいらっしゃるかと思いますが、これは中国で一番流行っているメッセージアプリで日本で言う所のLINEです。
ただ一つLINEと異なる特徴的な機能がありまして、これが「Look Around」と呼ばれています。
簡単にいうと自分の周囲500Mぐらいの人に自分のプロフィールを公開して友達をさがす出会い系的な機能です。
中国では日本と比べて出会い系への抵抗感が低いので、みんな気楽な友達作りのつもりで登録するんです。

それでですよ、イケメン(25)はいきなりそれで意中の彼女を見つけて話しかけるわけです。
友達にプレゼントする財布を捜しててーとか、適当な嘘をついて。

こんなお手軽で何のリスクもない方法で一目惚れの相手にアプローチしていいのかと。
写真もみましたけど、お相手はびっくりするほどの美人ですよ。しかもフランス帰りの才媛らしいです。
そんな相手からあっさり返事がきちゃって、話が弾んで食事にいっていいのかと。
恋愛の初期の苦労とか全く飛ばしてるやないかと。

確かにイケメンはプロフィール写真もイケメンです、本人イケメンですからね。
しかも格好つけすぎない、なんか親しみやすい感じのやつ。
おれは何で浴衣の写真をプロフィールにしてるんやと。反日のおっさんに絡まれたいのかと
思わず自問自答しましたね。(まだ誰にも絡まれたことはない。)

こんな世界があるんやな、と。何だこのイージーモードのゲームは、、、
激しく衝撃を受けた訳です。

結局何が言いたいかというと、イケメンは◯ね!という事と、
P◯ADA合コンお願いしやす!ということです。おこぼれ、待ってます。